回付
2009年 02月 24日
一般的に、事務所に入った当初の弁護士は、何を相談したらいいかがわからないので、相談すること自体が少ないか、相談自体がピントはずれというようなことも多いが、鍛えられるに従って、なかなかいい質問をするようになるものだ。
この「回付」というのも、刑事訴訟法の教科書には載っていないようである。
が、司法協会からでている、刑事訴訟法広義案にはさすがに「回付」のことも載っている。
回付の内容は、次の最高裁判例を見ればわかっていただけるだろうから、興味のある方は各自目を通していただきたい(「移送」との異動について要チェックのこと)。
最高裁昭和44年3月25日決定→PDFファイル
刑事で回付となることはあまりないことである。
もともと支部事件であったものを本庁の事件にするということであるが、事件が大きくなると本庁処理になるようにしているのは、検察庁の方針であろうか。