修習生的発想からの脱却
2008年 03月 19日
終日、家裁の調停の傍聴をさせてもらいました。
噂に聞く程、どろどろしてませんでしたが、見ていてあまり面白いものではありません。
案件は、養育費の請求、夫婦関係調整、慰謝料(浮気相手へ)請求の3件でしたが、もう少し当事者は相手の立場に立ってものが考えられないものですかね。(あっ、できねぇやつらだから調停してんのか)仮にもいままで好きで連れ添った人ですよ。(そういう意味では慰謝料請求は好きなだけ言っても可)
家庭裁判所修習の記事である。
そういう意味では刑事とは関係ないが、気になったのは、この傍観者的態度だ。
特に、「あっ、できねぇやつらだから調停してんのか」という点については、自分は別の世界に住んでいるものと思っているからこそ、発することのできる言葉であろう。
このような修習生が、今の修習生の一般的な流れなのか、この人だけの特殊なものなのかはわからないが、当事務所に就職してくる弁護士も、修習生のうちに身についてしまった傍観者的態度を多かれ少なかれ持っている。
このような傍観者的態度は、弁護士をする上では、まったく捨て去っていただきたいというのが私の考えである。
つまり、「もう少し当事者の立場に立ってものが考えられないものですかね」というのが、修習生や新人弁護士を見るにつけ、もつ私の感想である。