3年目くらいまでの弁護士向け実務刑事弁護の覚書


by lodaichi

尋問事項書

10何年も弁護士をやっていると当たり前と思っている事柄でも、意外に根拠は忘れたりしてしまうものだ。

事務所の弁護士が、刑事事件がらみで、証人尋問請求をするというので、起案させたところ、尋問事項が欠けているものを作成してきたので、尋問事項が必要ではないかといったが、その根拠については、ぱっとはわからなかった。

今、探したら、尋問事項については、刑事訴訟規則には次のように書いてあるのだ。
この条文からすると、証人尋問請求と「尋問事項書」とは、一応別の概念のようだ。


(尋問事項書・法第三百四条等)

第百六条 証人の尋問を請求した者は、裁判官の尋問の参考に供するため、速やかに尋問事項又は証人が証言すべき事項を記載した書面を差し出さなければならない。但し、公判期日において訴訟関係人にまず証人を尋問させる場合は、この限りでない。

2 前項但書の場合においても、裁判所は、必要と認めるときは、証人の尋問を請求した者に対し、前項本文の書面を差し出すべきことを命ずることができる。

3 前二項の書面に記載すべき事項は、証人の証言により立証しようとする事項のすべてにわたらなければならない。

4 公判期日外において証人の尋問をする場合を除いて、裁判長は、相当と認めるときは、第一項の規定にかかわらず、同項の書面を差し出さないことを許すことができる。

5 公判期日外において証人の尋問をする場合には、速やかに相手方及びその弁護人の数に応ずる第一項の書面の謄本を裁判所に差し出さなければならない。

(昭二五最裁規二八・一部改正)
[PR]
by lodaichi | 2008-11-13 20:52