「ギャンブル依存とたたかう」
2009年 11月 19日
刑事弁護をしていると、競馬にはまって、消費者金融からお金を借りてそのお金を返せないために強盗に及んだだとか、パチスロにはまって、やはりお金がなくなっただとか、そういう事例にあたる。
そういうケースは、被告人が無職だったりすると、検察官は、
「被告人は無為徒食の生活をしていたものであるが」
などといっていたものだが、競馬なり、パチスロなり、いずれもギャンブルであり、それにはまってしまった人は、ギャンブル依存症である可能性が大である。
よって、ギャンブル依存の検討が必要である。
そのためには、有益な一冊
著者
帚木 蓬生(ハハキギ ホウセイ)
は、精神科医
以下、目次をかかげておく。
プロローグ ある主婦の「転落」
第1章 ギャンブル依存症とは何か
第2章 ギャンブル依存者の身体的変化と遺伝・性格
第3章 ギャンブル依存者はどのくらいいるか
第4章 ギャンブル依存症に合併する病気
第5章 ギャンブル依存者と周囲の人たち
第6章 ギャンブル依存と法的問題
第7章 ギャンブル依存症の治療
第8章 ギャンブルとこれからの社会
エピローグ 「再生」